初夏のささやかな野花たち

本日の円山公園の気温は23度前後。暖かい日が続いていますね。今回は、少し地味だけどよく見ると美しい、初夏のささやかな野花たちをテーマにご紹介します。

最近、シウリザクラの木がある場所についてのお問合せを頂きました。円山公園パークセンターの近くですと、坂下野球場と民家との間にある細い道を歩くと見つけることが出来ます。グラウンドを過ぎたあたりの左手の民家側にあります。樹上に咲いていますので、素通りしてしまうかもしれません。
こちらはミズキでしょうか。白い小さな花が沢山咲いていました。派手さはないですが、凛としたお花です。こちらもグラウンドの傍にあります。クルマバソウは、慰霊碑や木道、ユースの森など公園の至る所に生えています。

慰霊碑の道を歩いていると、コンロンソウが群生しています。山地の湿った場所や川沿いの湿地でみられる多年草です。
「マムシグサ」（コウライテンナンショウ）の花期は4～6月。仏炎苞に縞模様が入っています。果実は秋に橙色から赤色に熟しトウモロコシに似た形状になります。マイヅルソウ。アップで撮影したので写真では大きく見えますが、小さなお花です。葉は心形。実はまだら模様から赤く熟すとのことなので、またじっくり観察したいと思います。円山川の柵の下にひっそりと咲いていました。
オオハナウドの群落。セリ科ハナウド属。慰霊碑沿いの道に生えていました。
少し地味だけど、よく見ると美しい初夏の野花たちをご紹介しました。
動物園へ行く途中の歩道にあるヤマツツジも見頃を過ぎていました。もうすぐ夏本番ですね。