円山公園
お知らせ
2013年09月26日

円山公園ひっつき虫軍団!

夏も終わり、すっかり秋らしくなってきました。草木も実をつけたり葉を落としたり、冬越しの準備です。

遊歩道など歩いたり、少し薮の中に入ると、この時期たちまち服はひっつき虫たちにやられます。

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虫といってもご承知のように、草の実やタネです。それでは一つづつご紹介しましょう。

子ども達がひっつき虫というと北海道ではまずこれ、ゴボウですね。

くっつくと外してもバラバラになってかなりやっかいです。

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次にタネが小さくてとりづらい、左イノコヅチ。右はそっくりなハエドクソウ。

決定的な見分けは、イノコヅチは葉の縁に鋸歯(ギザギザ)がなく、ハエドクソウは大きな鋸歯があります。

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なんか円盤みたいなおもしろい形のノブキ。実に粘着質の毛がありくっつきます。

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黄色い可愛い花のさくダイコンソウ(左2枚)とオオダイコンソウ(右)。ダイコンソウのほうが実はかなり大きいです。

オオダイコンソウはかなりのくっつき力です。

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黄色い穂状の花が8月頃咲いてましたキンミズヒキ。実になるとこんな感じでくっつきます。

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アメリカ原産の手強いやつ、アメリカセンダングサ。この後、茶色になって、角が二つ生えたようなタネが服などに刺さってくっつきます。

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足元の低い背丈で待ち構えてる、ケチヂミザサ。ネバネバしててくっついたらなかなかとれないし、指先がべたべたします。

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最後に、可愛い花をつけるマメ科のヤブハギ。実もマメ科ですが、細かい毛がはえててぺったりつきます。

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円山公園内で見られるくっつき君たちでした。10種類ご紹介しましたね。

彼らはこういう戦略で、繁殖し、自生地を広げていきます。まず、ひっつかれないように、つるつるした素材の服を着るなど注意しましょう。むやみに薮の中にも入らないこと。

そのエリアから出るときにくっついた物はなるべくとって、家や他の地域に持ち込まないように気をつけましょう。

とれにくいときはガムテープなどでとり、ゴミにだして焼却処分にするようにしましょう。