オオムラサキ サンクチュアリづくりご報告
先日、10月16日(日)、午前10時より、お天気のすぐれない中、オオムラサキの食草であるエゾエノキを移植しオオムラサキのサンクチュアリ(保護区)を設置する作業を市民参加で行いました。
はじめに、円山原始林に近い場所にあるエゾエノキの大木を見て、大きさを実感しました。
サンクチュアリ設置予定場所には、公園内ではこの個体に次ぐくらいの、大きなエゾエノキが1本あります。その木の種子から出たと思われる実生苗が周辺にたくさんあります。このうち手頃なものを8本、参加者で掘りとり移植しました。
だいたい、堀とった子株は50cm~1.5mくらいでした。
この堀とった子株を、サンクチュアリ予定地に移植します。予定地も生えていた場所も木の根や石ころが多くて結構力仕事でした。
植え穴に堆肥を入れ、深さを調整し、丁寧に植え付けます。
サンクチュアリのエリアを焼き丸太の杭でロープ柵を設置し、看板をつけました。
途中、雨足が強くなり、雷も鳴り、一時樹の下に避難したりしましたが、無事に作業は終わりました。
参加者の皆様、どうもありがとうございました。
今後、オオムラサキの幼虫が生息しやすい環境をととのえ、オオムラサキが普通に見られる公園になればと思います。
今後とも、ご協力よろしくお願いします。