ハナミズキとオオバオオヤマレンゲ
円山公園中央入口付近に、あまり見かけない樹木の花が咲いています。
一つはハナミズキ。名前は有名ですが、北海道では花芽が寒さに弱くあまり花が付きません。
円山公園の樹も1本だけいつ植えたのかはっきりしない木があり、1m位で折れてボロボロ状態で花もここ数年はもちろん付いたことがないのですが、今年、下枝の方に数輪花が咲いています。
ヤマボウシに似てますが、花びら(正確には苞)の先がちょっと丸みを帯び凹んだ感じになってます。ヤマボウシはすーっととがってます。
ハナミズキは全国的に人気の高い庭木ですが、北海道では樹木の越冬は可能ですが、花芽が露出しているため寒さに弱く花芽が付かないことが多いようです。
今冬は雪が多く、昨年の降り始めも一気に積もったため、下枝の方がすっぽり雪に埋もれていて花芽が保温されたのかもしれません。
ヤマボウシは耐寒性も強く丈夫なため、北海道ではヤマボウシを利用することの方が多いです。
両者の交配種のハイブリッドハナミズキというのがあるようですが、ハナミズキはうどんこ病に弱いため、その改善として作られた品種のようで、花芽の耐寒性については??です。
もう一つ、ちょっと珍しい樹木ご紹介。
オオバオオヤマレンゲというモクレンの仲間の樹木です。
ただこれは円山公園の木ではなく、入り口付近の隣接地の樹木です。でも入り口のところにあるので、ちょっとご紹介しました。日本のオオヤマレンゲと思っていましたが、おしべがかなり赤いのと、一般に流通しているのはオオバオオヤマレンゲがほとんどということなので、おそらくオオバの方だと思います。
円山公園駅からケンタッキーフライドチキンののところをまっすぐつきあたったところにあります。
つぼみはマシュマロみたいで可愛いですね。