円山公園探訪ツアー(水辺のいきもの編)を開催しました
9月2日、円山公園探訪ツアー(水辺のいきもの編)を開催しました。
今回ガイドをしてくれたのは、札幌市豊平川さけ科学館の職員です。
円山公園には、上の池(かみのいけ)と下の池(しものいけ)という池があり、今回はこの二つの池の生き物を観察します。
池の水は、公園の横に流れる円山川から引いています。
生き物を観察する前に、川や池が生き物にとってどういう環境なのかを知ってもらおうと、まずは、円山川の少し上流へ行き、川の構造やこの環境で生息できる生き物を教えてもらいました。
今回、同じくガイドに来ていただいた、河川の設計・調査が専門のさけ科学館のボランティアさんにもお話をして頂きました。
河川の昔と今の設計の違いやその理由など、とても興味深いお話でした。
そして、池に移動し、川などで生き物を捕獲する際の注意点や、捕獲の仕方を教えてもらい、実際に職員が池で生き物を捕獲し、その場で観察します。
札幌市内の公園では、魚類の捕獲は禁止されていますが、今回は特別に職員が捕獲しています。
最後に、二つの池で捕獲した生き物を水槽に入れ、見比べてみました。
池の環境が違う為、捕獲できた生き物も違いました。
上の池には、フクドジョウ、スジエビ、ヤゴ、カワニナ、ミズカマキリなど。
下の池では、モツゴ、ヤチウグイ、タイリクバラタナゴ、スジエビ、モクズガニなど。
観察しやすい薄い水槽に入れ、それぞれ詳しく説明してくれました。
今回、円山公園のスタッフも初めて見る生き物がいたり。
大人も子どもも楽しめる、楽しい探訪ツアーとなりました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
次回の探訪ツアーは、10月14日(土曜日)に「樹木編」をやります。
申込開始は9月30日からです。
みなさまのご参加をお待ちしております。