ゴールデンウィークのお花たち
ゴールデンウィーク、円山公園のサクラの見頃は終わってしまいましたが、ピクニックを楽しまれているお客様も多くいらっしゃいます。
サクラの見頃が終わり、少し寂しいですが、この季節ならではの素敵なお花や植物をご紹介しますね。
ゴールデンウィークから、花壇にチューリップが咲いています。様々な形や色が個性豊かな魅力です。
同じ花壇に、ムスカリに咲いています。「ラベンダーだ!」と思われるお客様もいらっしゃいますが、よく見るとお花の形が違いますね。ムスカリの花は花径3~5㎜程度のつぼ形で、下向きに咲きます。
ムスカリは球根から育ちます。ラベンダーは草花として扱われることが多いですが、シソ科の常緑小低木です。
パークセンター前の円形花壇にあるシンボルのシダレザクラは見頃を過ぎましたが、あと少しだけ楽しめそうです。
ヤエザクラ。本数は少ないですが、円山公園でも見ることができます。
カリカリと音がするので、木の上を見上げると、枝に座って食事をしているエゾリスに出会いました。勿論可愛いのですが、野生動物なので、お互いに緊張感があります。動物との距離を保って観察することが大事ですね。
ニリンソウ、坂下野球場裏の慰霊碑付近で見かけます。白い部分は花弁ではなく、がくが花びら状になったものだそうです。柄の部分が無く、葉が茎から直接生えているのも特徴の一つ。
オオカメノキ、綺麗ですね。窓口にて「何の花ですか」と質問を頂きます。パークセンター近くの植栽にあります。
オオウバユリの葉です。いつもは花に注目していますが、葉が生い茂る時期に観察するのも興味深いですね。葉にツヤがあるように見えました。
ホオノキの葉に垂れ下がった薄紅色のものは、冬芽を包んでいた2枚の托葉が役目を終えたものだそうです。奥に円山登山道の鳥居が見えて、趣のある雰囲気です。
少々マニアックですが、四季折々の表情を見せる植物たちを楽しんで頂ければ幸いです。