初夏の草花
今、円山公園で見られる草花をちょっとご紹介しましょう。
きれいどころで、野生ランのサイハイランです。
やや地味で、気づかない方も多いですが、よく見るとやはり立派なランの花です。
次に少し不気味な感じのコウライテンナンショウ、広義にはマムシグサとも呼ばれています。
サトイモ科の、地下に球根(塊茎)のできる植物で、秋には真っ赤な実がなりますが、実は毒です。
葉っぱが破れたようなアカソ(写真左)、湿ったところに生える艶のある葉のウワバミソウ(写真右)なども見られます。
あと、季節を問わず注意していただきたいのがツタウルシ。ウルシ負けするお肌の弱い方はかぶれます。
ややてかりのある3つに分かれた葉と、ツル状で木の幹ののぼったりしますが、のぼるものがないところでは地面を這っていて、ツル植物に見えないこともありますので注意してください。秋にはきれいに紅葉して結構目立ちますが、今の時期は特に目立ちません。特徴をよく覚えてくださいね。むやみに知らない植物をさわらないよにしましょう。